海外駐在を目指す人向けの英語勉強法【純ジャパ駐在員の経験談】

語学

筆者は現在2度目の海外駐在中です。
前回の駐在も今回も、現地では外国人の同僚と一緒に働いているため普段は英語で仕事をしています

筆者はほぼ独学で英語を身に着けましたが、けっこうどうにかなっています。
メールや資料作成だけでなく、普通に英語での会議をまとめたり司会進行できますし、英語でのプレゼンもやっています。

本記事では駐在を目指す人向けに、純ジャパである筆者が、駐在で問題なく英語で仕事ができるレベルに達するために「具体的にどういった工夫・勉強をしていたか」の経験談をまとめます。

駐在を目指して英語を勉強している人、駐在中だけど英語での業務がちょっと上手いくいっていない/不安な人、参考になると思いますので是非お読みください!

資格勉強(TOEIC/TOEFL)を活用

資格試験を受ければ英語で仕事ができるようになるわけではありません
ただ、資格試験は上手く活用すると、駐在で必要な英語を身に着けるのに有意義かつ効率がよいです。
筆者はそういう考えで、主にTOEICとTOEFLを活用していました。

先ず、TOEICですが、筆者の体感として、TOEICは900点前後までは学習効率が良いと思います。
リスニングや文法・単語の基礎が身につけられるからです。筆者もここから始めました。

私見ですが、何から始めたらよいかわからない、という人は、TOEICの勉強から始めて900点前後が取れるように頑張るのが良いのではないでしょうか?

それ以降も更に英語を磨いていきたい場合は、TOEFLを勉強していくと良いと思います。
ただ、TOEFLは受験料が大体250ドル(3万円)くらいして高いので、留学その他で必要になりそうな人以外は特に試験自体は受けなくても良いです。

飽くまで仕事(駐在)で英語が問題なく使えるのがゴールなので、参考書を解いてみて出来るかどうか、という所で判断していくので十分です。(SpeakingとWritingは後述する方法でレベルをチェックすればよいです)

こうやって、資格試験をベンチマークにするだけでも、自分の進捗・上達が見える化されるのでモチベアップ・継続に繋がるんです!

これ、意外と大事です!

筆者はこの英語試験の勉強で「英語学習の軸」を作っています。
これを中心にやっていこう、みたいな軸を定めるイメージです。

英語での資料作りはDeepL Write/ Grammarlyで勉強

ただ、駐在に対応するにはもう少し実践的な英語知識・スキルを身に着ける必要があります。

ですので、英語試験の勉強に加えて、英語の資料作りスキルを磨くと良いと思います。

DeepL Write/ Grammarlyなどの自動校正サービスで校正・チェックし、改善点を見つけていく形で勉強していくと良いです。

尚、筆者が初駐在に行く前はDeepL / Grammarlyなどのサービスがなかったので、勤めていた企業の契約で校正サービスを利用できる機会や、英語の得意な上司の校正を見て比較して勉強していました。

ネイティブの校正サービスを利用したり、英作文の授業・コースを受けるなどもできますが、ぶっちゃけDeep L WriteやGrammarlyがある現代では、この部分に自費での課金は必要ないと思います。

独学でも十分に通用するレベルまでWriting/資料作りスキルを上げることは可能です。

以下のようなステップで作成⇒振り返りをすると良いと思います。

    1. 先ず下書きを作ってみる (後述しますが文章構成にだけは注意が必要)
    2. DeepL Write/ Grammarlyで校正する
    3. 念の為DeepL翻訳で日本語にしてみる
    4. 初め上手く出来なかったところを振り返る

上記ステップの注意点として、文章構成(パラグラフ分けや論理構成)だけは英語風にしないと読みにくいです。この点はDeepL Write/ Grammarlyなどでは修正してくれないので、こちらが気を付ける必要があります。

ですので、この点だけは本を読んで勉強しましょう。英単語を覚えるよりかははるかに理解・実践しやすいので、直ぐに身に着けられると思います。

おススメは以下のような本です。

尚、Grammarlyでパワーポイントの英文を校正する方法や、DeepL Write/ Grammarlyの比較などは別記事を書いていますのでご参照ください。

英文メールは引き出しを増やし実践あるのみ

英文メールのスキルも、基本は英文資料作成と同じ方法で身に着けられますので練習しましょう。
(GrammarlyはOutlookやGmailへのプラグイン対応あり、自動でOutlookのメールを校正してくれます)

しかし、英文メールの方は、より定型文・決まり文句が多いのが特徴です。

ですので、英文メールについては以下のような本を買って手元に置いておき、こうした定型文を使ってとにかく引き出しを増やしていくのが良いです。自然と定型文を使って効率的かつスピーディに英文メールが書けるようになっていきます。

また、カンマの使い方など基本的なルールについては、欧米にElements of Styleという有名な本があります。英語で書かれた本ですがこの本を買うか、これの和訳がタダでネットにあります(下のPDF)。

これらを手元に置いておき、とにかく英文メールの練習・実践をしましょう。

会話はテーマを絞ってシャドーイング(+オンラインレッスン)が最短

さて次は会話です。

ビジネス英会話も実は定型文が多いです。

まず定型文をこれは以下のような本で覚えましょう。筆者もとりあえず色々なフレーズを暗記しています。

また、オンラインを含め英会話教室に通う場合は、ビジネス会話で出てくるフレーズ・シチュエーションにテーマを絞ってやると効率的です。自己紹介・会社紹介で使う英語表現や、質疑応答で使う英文表現など、ひとつひとつを毎回授業で身に着けていけば聞き取りもスピーキングもできるようになっていきます。

筆者はレッスン内容をフレキシブルに選べる&低価格&時間帯に融通が利くのでレアジョブを多用しています。
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更に、ビジネス英会話はシャドーイングも組み合わせると上達が早かったです。
筆者は、ビジネス系のPodcastなど(スクリプトあり)をシャドーイングで聞きながら同じスピードでついていけるようにに繰り返し練習していきました。

気づいたら表現も発声も頭というより身体に定着しています。

これらを繰り返すと、ミーティングの時に聞き取れますし自分でも喋れるようになります。

とにかく単語量が命なので隙間時間はとにかく単語を覚える

最後に、単語です。

筆者個人の感想ですが、日本人は覚えている英単語の量が少なすぎると思います。

特に、筆者が欧州に来て非ネイティブで英語の上手い人たちと話しているとこれを実感します。

彼らは英語が母国語でないのに、本当に幅広い英単語を知っています。
もちろん、母語と語源が近いとかで覚えやすいという理由はありますが、これが欧米非ネイティブと日本人の英語力の差で一番大きいところだと思います。

英会話は、文法は多少間違っても通じます。
しかし、単語が出てこないと会話が詰まってしまいます。
英語の聞き取りも、文法がわかっていても出てくる単語がわからないとそもそも聞き取れず理解できません。

文章やメールを書く時も、文法は間違ってもDeepL/ Grammarlyが訂正してくれますが、単語が出てこないといちいち和英辞典をひいたりGoogle検索する必要があり、書くのが2倍以上遅くなります。

文法よりも単語単語単語、なのです。

とにかく単語を身に着けるのが一番学習効率が良いです。

英語を使っての業務に不安があるのは、圧倒的に単語量が足りないから。そう言い切ってもいいくらいです。単語の勉強をしましょう!

筆者が使っていた(いる)単語の本は以下にまとめておきました。参考にしてください!

終わりに

以上、筆者が駐在になるまで・駐在になってからも英語学習で具体的に勉強している内容をまとめました。

飽くまで個人のケースになりますが、駐在を目指す人の参考になれば幸いです!

尚、別記事で、独学英語学習の計画の仕方をまとめています。ご興味あればこちらもご参照下さい。

その他にも本サイト「賢い海外駐在・資産運用のススメ」では、駐在にまつわる色々な記事を書いていますので、ぜひご覧ください!

それでは、Have a nice day!

語学

Posted by kkrchuzai