子連れの一時帰国の滞在先はどうする?予算と期間に応じて比較しました【都内編】
海外駐在中の楽しみの一つと言えば、一時帰国ですよね。
どんなに海外での生活が気に入っていたとしても、やっぱりたまには日本に帰って親や旧友と会って楽しみたいものです。筆者は欧州駐在中で遠いので年に1-2回くらいしか帰れないですが、やっぱり一時帰国の時はテンションが上がります。
しかし、毎回悩むのが”滞在先”なんです。
というのも、筆者と筆者の妻の実家は東京近郊ではないのですが、大学以降東京で過ごしたため友人などは東京に多く、ある程度の期間の都内近辺で子連れでの宿泊先を確保する必要があるからです。
このため、「一時帰国中は東京にもある程度滞在したい、ただ、予算もなるべく抑えたい…!」という難題と何度も向き合ってきました。
本記事では、筆者のそんな経験を活かし、一時帰国の際に子連れ家族が都内で滞在する場所について、帰国する期間の長さと予算に応じて滞在場所を比較し、特徴と予約に際してのコツを整理しました!
子連れで都内に一時帰国をされる駐在員、海外在住者の方で、且つ都内に実家などがない人の参考になれば幸いです。
- 海外在住/駐在中で日本への一時帰国を検討している人
- 小さい子供がいて家族で一時帰国する人
- 滞在先は都内にしたいが、都内近郊に実家などの滞在先がない人
期間短い × 予算小 = ウィークリーマンション、ホテル、民泊
都内滞在の期間が1か月より短く、予算もあまりない(1泊1.5万円以下が良い)場合は、ウィークリーマンション、ホテル、民泊がお勧めです。
政府の旅行支援政策などがある時期は、ホテル代がかなり上がってしまい難しいですが、通常時であれば、ある程度の予算でも短期間なら期間でホテル、ウィークリーマンション、民泊で多くの滞在先が見つかります。
その中でも、特にお勧めなのはウィークリーマンションです。
子供が小さい場合は外食ばかりにするわけにもいかず、キッチンがついていた方が何かと便利ですし、洗濯機もあった方が良いのと、キャンセル規定が緩い場合が多いからです。
筆者のおススメは、ウィークリー若しくは民泊+ホテル、と組み合わせる形です。ウィークリーや民泊にいる時に洗濯や自炊をする、と言った感じです。滞在費の2重払いを避けつつ関東近辺や実家などへの小旅行を組み合わせるのもやりやすいです。
ウィークリーマンションを抑えるコツは、とにかく仲介業者に問い合わせをしまくることです。問い合わせはタダ!気になった案件は全て問い合わせておくと良いです。ネットで空き具合がわかる物件は少ないですし、何か月前から予約できるかもあまりはっきりはわかりません(物件による)。とにかく問い合わせるのが早いです。
一方、民泊は一時帰国用で予約するのには若干のコツが必要です。
というのも、AirBnBなどではキャンセル料無料のところが少ないからです。予約してすぐからキャンセル取られるところがほとんどです(2022年しらべ)。一方で良い物件は早めに埋まってしまうので、帰国日程がかなり前から確定していないと難しいです。
ただ、民泊は値段対比で部屋が広い物件が多いので、一時帰国が近づき日程が確定し、民泊で良い物件が空いていたら民泊に乗り換えるのもありです。
また、ホテルの中でも、子連れにはキッチンのついている東横ステイやマイステイズステイなどが使いやすく比較的値段もお手頃です。
ウィークリーマンションやホテルはキャンセル料規定が緩いところが多いのも助かります。
キャンセル無料の滞在先をある程度前から押さえておき、一時帰国の日程が完全に固まり、AirBnBなどでより良い滞在先があるならそっちに切り替える、と予約すると安心&広くて良い物件を抑えやすいです。
期間短い × 予算大 = ホテル、ウィークリーマンション、民泊
滞在期間は1か月未満だけど、1泊1.5万円以上の予算がある、というときは、スパッとホテルステイにした方が何かと楽です。清掃もしなくてよいし。
ただ、滞在したい場所によっては家族向けの部屋は高いので、そういう場合は高級ウィークリーの方が良いかもです。
筆者はAgodaとかでざっとホテルの最低価格・空き状況を調べて予約することが多いです。#PR
また、ある程度予算があるなら、ホテルに加えて民泊も高級なものを組み合わせるのもお勧めです。
というのも、民泊の部屋は乾燥機付きドラム洗濯機やキッチンがついていることがほとんどなので、ホテルステイ中にたまった洗濯物を洗濯したり、外食疲れした胃を自炊で休めたりできるからです。
筆者はこの民泊を途中で挟むのをちょくちょく使っています。荷物を持っての移動が少し面倒ですが、子供がいると洗濯も増えるので、都内ウィークリー/ホテル⇒民泊で自炊と洗濯⇒国内小旅行・実家へ旅行⇒駐在先へ戻る、といったスケジュールを組んでます。
民泊については、子供がある程度の年齢でちょっと旅行・日本体験っぽい民泊をしてみたいな、という人にはSTAY JAPANというサービスも面白いです。#PR
農家に泊まるとか地方の一軒家に泊まるとか、普通のAirBnBなどで出てこない民泊が出てきます(普通の都内の物件もあります)。
ホテルは基本早めに取る方が安く、キャンセル規定も緩いので、一時帰国用に早めにとりあえず抑えておいた方が良いです。一時帰国の1-2か月前に日程が若干変わっていたら、予約を変更すればOK!
期間が短く、予算が大きいなら旅行気分で色々と泊ってみると、本帰国後に住む場所を探すこともできたりします。
期間長い × 予算小 = マンスリーマンション、民泊
滞在期間が1か月以上と長いけど、1泊1.5万円以下が良い(つまり月に45万円以下)という場合は、マンスリーマンションが一番お得です。
マンスリーマンションを抑えるコツは、ネットで検索すると仲介業者がたくさん出てくるので、そうしたサイトで大体の場所と予算を決めて物件を検索し、良さそうな物件にとにかく問合せしまくることです。
但し、早めに問い合わせしすぎても、滞在日程の1-3か月前からしか予約できないような物件も多くあります。日程が遠くて予約できない場合は、キャンセル無料の別の民泊やホテルなどでとりあえず「マンスリーが取れなかった場合用の」滞在先を確保しておいて、また日が近づいたら問い合わせをしていくと良いです。
また、マンスリーマンションの一種ですが、ホテル会社が経営しているレジデンシャルホテルもお勧めです。
部屋はキッチン付きで比較的広く、ホテルの大浴場を使えたりする一方、ホテルよりは割安です。
レジデンシャルホテル一例:
- APAサービスレジデンス (新宿、秋葉原。安いですが狭い部屋がほとんどです)
- マイステイズプレミアレジデンス (浜松町、大森。広さ・設備・料金のバランスが取れたマンスリーです)
- ダイワロイネット D Room Stay (豊洲、横浜は月額45万円以下で家族で滞在できそうな物件があります)
このほかに、次点として、民泊も1か月以上の滞在だと割引がある物件もちょくちょくあり、候補になると思います。
民泊は、マンスリーマンションより設備や立地が良い物件が多いです。
ただし、キャンセル規定は厳しいものが多いので、きちんと一時帰国日程が確定してから予約確定した方が良いです。気を付けましょう。
マンスリーマンションは1-3か月前にならないと予約できないことが多く、民泊はキャンセル規定が厳しくて予約後すぐにキャンセル料が発生するものが多いです。
レジデンシャルホテルなど、キャンセル規定が緩いところをいわば「保険」として事前に押さえておき、一時帰国の日程も完全に固まったところで、問い合わせておいたマンスリーや民泊が空いていればそちらに移ると満足度が高く滞在先を選べると思います。
期間長い × 予算大 = サービスアパートメント
期間が長く予算もある場合にお勧めできるのが、いわゆる外国人やお金持ち向けの家具付き賃貸物件。高級サービスアパートメントです。
森ビルが展開しているヒルズなどのサービスアパートメントや、オークウッドやアスコットと言ったブランドが有名です。また、東急も最近この高級サービスアパートメント業態を始めています。
これらの物件の特徴は、立地が良いことに加え、豪華なラウンジがある、24時間コンシェルジュがいる、ルームサービスがある、(森ビル系列はヒルズスパという)スパが使えると言った豪華なサービスです。
一方で、予算感は最低でも1か月で60万円以上、1泊2万円以上します。かなり予算がないと厳しいですが、例えば駐在マネーをここで奮発したいとか、会社から補助が出るとかであれば検討できるかもしれませんね。
これらのサービスアパートメントの予約開始は、物件に依りますが、大体1-3か月前から予約開始が多いようです。入居は1か月以上から可能です。(ネット予約ができるオークウッドなどは1泊からも可能ですし、予約開始ももっと早いようです)。
ただ、ネットでは空き状況はあまり見れないので、興味があればまず問い合わせをするのが良さそうです。
高級サービスアパートメント一例:
- 東急ステイレジデンス (四谷、青山)
- 森ビル サービスアパートメント (六本木、麻布等)
- オークウッド (都内各所、横浜)
- アスコット (丸の内)
- ダイワロイネット D Room Stay (西新宿は月額45万円以上)
尚、1か月以上の入居では審査があるところが多いようです。収入を証明する書類などの提出が必要とのこと。
余談ですが、部屋にキッチンとかはないのですが(共用部のみ)、帝国ホテルもサービスアパートメントを運営しています。帝国ホテルのプールやサービスも体験できるということで、筆者もいつかは行ってみたいと思っている滞在先です(笑)。
高級サービスアパートメントは全体として空き物件が少ないので、早め早めに動いた方が良さそうです。一方で、キャンセルポリシーは全体的に緩くて、入居日前日までにキャンセルすればOKというものも。
一部物件は1-3か月前からしか申し込みを受け付けていないので、いったん他ホテルやマンスリーマンション・サービスアパートメントを抑え、よりよい物件が抑えられたら乗り換えるのが良さそうです。
終わりに
以上、滞在期間の長さと予算感から、家族子供連れでの都内一時帰国での滞在先を比較しました。
筆者は高級サービスアパートメント以外は試してみたことがありますが、どの滞在先も予算・滞在期間に応じて適切に選べば、いずれもベストな一時帰国先になりえると思っています。
一時帰国は海外駐在中の楽しみの一つです。あれもこれもやりたかったけど滞在先が微妙で楽しめなかった、とならないように、予算内でベストの選択肢を選べると良いですね。
筆者の過去の一時帰国経験をもとに、一時帰国を最大限に有意義にするコツ、についても記事を書いていますので、良かったら参考にしてください!
本記事が皆様の一時帰国に少しでもお役立ちできれば幸いです!
それでは、Have a nice day!
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