海外駐在と婚活 傾向と対策
「海外駐在をすると結婚できなくなるのではないか」
最近はそういう風に考えて海外駐在を敬遠する人が多いようです。
初めての駐在は20代後半―30代前半の「結婚適齢期」に被ることが多く、海外駐在中は遠距離になったり出会いも減ったりするので、確かにどうしても海外駐在すると婚期は遅れがちです。
本記事は、筆者が自身の経験や周りの婚活―結婚した駐在員/元駐在員の事例から「海外駐在をする人が婚活で気を付けた方が良さそうなこと(傾向と対策)」をまとめています。
特に、海外駐在キャリアを目指している、海外駐在中である、海外駐在から帰ってきた、という独身の人に役立つ記事となればと思っています。
筆者自身は20代中盤で駐在に出ましたが、人間関係の多くが駐在期間中にリセットされてしまい、帰国後に苦労しました。その後、いろいろ工夫した結果、無事2度目の駐在前には結婚でき、現在は子供含め家族で駐在しています。また、周りでも駐在キャリアになる人の駐在前・駐在中・駐在後の婚活を友人知人としてみてきました(時にはアドバイスしてきました)。
一番大事なこと:海外駐在キャリアなら婚活は短期決戦が吉
海外駐在キャリアを歩む人の婚活で一番のリスクは、①婚活適齢期を海外で過ごしてしまい機会を逃すこと、②婚活が駐在赴任で強制終了されること、です。
この2つのリスクを踏んでしまうと、「そういうつもりはなかったのに、アラフォー以降で結婚したいがなかなか結婚できない」という状態になりがちです。これは周りの駐在キャリアを歩む人たちの状況を見ていて結構思います。
この2つのリスクを考えると、やはり海外駐在キャリアを目指しつつ結婚もするなら、時間との戦いを意識すべきです。独身で結婚したいけど、近い将来に海外駐在しそうな人や、現在海外駐在中の人、海外駐在から帰ってきた人などは、婚活は短期決戦でしないとリスクが大きいという前提で進める必要があるのです。
傾向と対策①駐在前の結婚はベストだが、気負いすぎない
初回の駐在の派遣時期で多いのは20代後半―30代前半だと思います。
当たり前ですが、正直、初回の駐在前(直前)のタイミングで結婚を決められるならそれがベストです。
別記事でも書きましたが、筆者の周りでも初回の駐在が決まるタイミングで結婚する人は結構いました。
ただ、駐在になる前に結婚するには、社会人になってからすぐ婚活する必要がありそうで、なかなか難しいのではと思います。
筆者個人としての感覚だと、それはちょっと忙しくて大変だし、たまたま良い人に会えないこともあります。また、相手も同じくらいの年代だと相手が「少し結婚は早いかな」と思っていてなかなかそういう流れにならないこともありますね。
個人的には、駐在前に絶対結婚すると決めつけなくてもいいかなとは思います。
駐在前の結婚を視野に入れて活動つつ、駐在に出る時に決めきれなければ駐在後に再チャレンジする、くらいのマインドの方が逆にうまく行きそうです。
傾向と対策②駐在中でも人間関係はSNSで繋ぎ止めよう
さて、以下では独身で初回の海外駐在に出た場合の傾向と対策をまとめましょう。
海外駐在は、どこの国に行ったとしても、どうしても日本の友人知人との関係は希薄になります。筆者はアジアの途上国、欧州と2度駐在していますが、これはどうしても仕方ないです。週末にぱっと帰ってこれる程度でない限り、日本からの距離とかは関係ないですね。
今は様々なSNSがあるので、交友関係を駐在中も維持・構築しやすいです。是非SNSを活用しましょう。
ここで活用というのは、かなり意識的にマメにやっていくというレベルが必要だと思います。
インスタ、Facebook、Twitterは積極的に発信、コメントやDMをして交友関係をキープするとともに、新しい人たちと繋がるのが良いと思います。
一時帰国で会えるから大丈夫、という人もいるかもですが、私の経験だと、やっぱり1年間に1回とか2回帰国するだけだと、関係は希薄になり(親友とかではないちょっとした)知人も減るので、SNSが大事ですね。
尚、駐在中の忙しさにかまけて余り友人知人に会わない状態を放置すると、本帰国した時に再度交友関係をスタートすることになってかなり大変です。
仲良い友人も結婚・出産とかしたら合コン組んだり一緒に飲み歩いたりしてくれなくなりますよ?
駐在で海外に3₋5年間出るというのは、そういうタイムマシンに乗ってしまうということです。
筆者の事例で言うと、(年齢がバレますが)Facebookのアカウントを何故か駐在する前に消してしまい、駐在後に再び色々な人と繋がるのがとても大変でした。
仲良い友人はもちろん連絡先は持っていましたが、それ以外のちょっとした知り合いなんかに合コンや紹介を頼んだりとかが出来なくて本当に苦労しました。絶対にそういうことをしてはいけません。笑
傾向と対策③:帰国ボーナス期を活用して交友関係を広げよう
海外駐在からの本帰国後は、帰国ボーナス期があると筆者は考えています。
日本に帰って来たので飲みに行こう、というとみんな優先してくれますし、声を掛けないでも飲み会が入ったりします。アプリその他で初対面の異性にあった時も、色々と話すネタには事欠かないです。
帰国後は交友関係を広げやすい時期(帰国ボーナス期)なんです。これを活かさない手はないです。
帰国ボーナス期で、既存の交友関係から友人知人の輪を広げよう
既存の知人・友人と会うのに、帰国したよというきっかけはとても使いやすいです。
このボーナス期に、ちょっとそこまで仲良くなかった異性の知り合いにも連絡してみるとか、友人に「帰国したてで彼女/彼氏募集中だから紹介して!」と合コンの依頼をして、スタートダッシュを決めるのが大事です。
新しいコミュニティ(社会人サークルや集まり)も、「〇〇国に行っていたんだよね」というつかみがあると話題が続くし覚えてもらいやすいです(但し、海外かぶれや〇〇国ではドヤに注意)。
筆者の実体験ですが、本帰国後の半年間はほんとに頑張って交友関係を広げました。フットワークを軽くして、会社や高校大学の友人知人と飲みに行ったり新しいコミュニティに遊びに行ったりしまくった結果、異業種の異性・同性を幅広く紹介してもらえました。
そうした時に会った人たちとは、その後もフットサル、旅行、飲み会なんかをする友達になりました。その時に交友関係を広げておいてよかったと思いました。(また、その過程で妻とも出会いました)
別記事でも書きましたが、海外駐在経験者は、婚活では属性的には有利だと思います。
仕事がある程度できる可能性が高いことや、異国での生活を乗り切ったことからくる寛容さ、そして(いやらしい話ですが)金銭的な余裕は、明らかに婚活ではメリットです。
先ずは自信をもって交友関係を広げていくのが良いのではと思います。
アプリでも海外在住のネタを活用すると良い(帰国直前から)
最近はマッチングアプリなどのサービスが増えています。
上記の通り、海外駐在経験はとてもキャッチ―な話題になるので、マッチングアプリでも注目されやすいです。友人はそれで「〇〇国駐在していました。海外好きです」みたいなプロフィールで登録していましたが、話も弾みやすいし、海外駐在への帯同などが問題ない人とマッチするので、効率が良かったと言っていました。
筆者の周りを見ても、駐在後にマッチングアプリ経由で結婚している人は何人もいます。
また、アプリは場合によっては帰国直前から使い始められるのもいいですね。登録してからマッチして会うまでに時間がある程度かかるので、帰国後のスタートダッシュを決めるために帰国直前からやり始めるという手もありそうです。
傾向と対策④:再度の駐在になる前に短期決戦
さて、交友関係を広げた後は、そこから良い人と付き合っていくフェーズです。
帰国ボーナス期を利用してコミュニティが広がっていれば、①多くの人を見れるのでより自分に合う人とも会える、②万一上手くいかなくても再起も可能です。
やはり、駐在で限りある婚期のうちある程度の時間を取られてしまったという自覚を持つのが大事かなと思います。筆者や周りの駐在キャリアで結婚してる友人は、この辺りの自覚が結構あって、焦るというまでは言いませんが「早めに何とかしないとな」と考えて行動していました。
また、人それぞれ好みに拠りますが、駐在キャリアの人は付き合ってから1-2年間で結婚まで行くのを目指した方が良いように思います。周りの駐在キャリアの友人知人を見ていてもそういう人が多いです。
3-4年付き合ってから結婚しようかな~と考えていると、引き返しにくい年齢になってしまうし、再度の駐在が決まって遠距離になってしまうこともあるんですよね。
友人の事例では、再度の駐在までの期間が2年間しかなかった人もいました。この辺りは会社にもよりますが、そうすると悠長に婚活をしていると強制終了されてしまいます。
繰り返しになりますが、駐在キャリアの婚活は短期決戦が良いです。強制終了の前に、決めないといけません。
短期決戦を目指すうえで、相手も確実に結婚の意思がある人と出会えるという意味で、結婚相談所を使うというのも良い選択肢だと思います。
ただ、結婚相談所は無数にあってわかりにくいのがネックです。結婚相談所比較ネットという比較サイトもあるので、こういうサービスで良さそうな結婚相談所を探すのが良さそうですね。しかも無料です。↓↓↓#PR
筆者の周りの駐在帰りの人たちも、結婚相談所で結婚した人も何人かいます。
終わりに
以上、筆者の周りの駐在キャリアの人の婚活や、筆者自身の経験から考える「駐在キャリアを歩む人の婚活 傾向と対策」でした!
Twitterでは海外駐在中の資産運用の話題以外にも、こうした緩い話題や駐在中の仕事についての話題もつぶやいています。他の実体験やご意見も、Twitterなどで是非聞かせてほしいです。
それでは、Have a nice day!
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