海外駐在中に自動車免許証が失効！どうする？海外在住者の免許更新の注意点、一時帰国での再発行手続きについて

2023年2月25日プライベート

自動車の免許証の更新は海外在住者・海外駐在員にとって頭の痛い問題ですよね。

日本の自動車免許証は通常5年に1回更新なので、短期の駐在であれば更新時期と駐在時期が被らないこともありますが、ある程度の期間いる場合・駐在が伸びた場合などは困ったことになります。

本記事では、(2023年現在の情報に基づき)海外駐在する人の免許更新の注意点、そして、更新を忘れてしまい免許が失効した時の対処についてまとめました！実際に免許失効⇒一時帰国中に手続して再発行になった現役駐在員が自らの経験も踏まえてまとめています！

海外駐在する人は好きなタイミングで免許更新可能

安心してください。海外赴任する人には特例があり、出国前や一時帰国時に、免許証の更新時期でなくても任意の時期に免許証を更新することができます。

以下の警察庁のページの解説をご覧ください。

うっかり更新を忘れて海外駐在し、免許が失効したらどうする？

このケースに筆者も陥りました。日本にいればハガキとかが届くので忘れないんですが、すっかり忘れていたんですよね…日本で利用していたカーシェアリングの会社から「登録している免許証を更新してください」とメールが来て初めて気づきました。その時には既に更新期間が過ぎていて失効済…

しかし、そういう場合でも大丈夫です。先ほどのモノに加えて、海外滞在者には手厚い特例があるのです！

それは、免許が失効しても、失効後3年以内・本帰国後1カ月以内であれば、失効前のステータス(ゴールド免許等)のまま再発行してくれるというものです！

筆者はこの制度に救われました。
失効後3年以内であれば、一時帰国中でも手続き可能です。日本の運転免許証センターにわざわざ国際電話をかけて、必要な書類と手続きを確認し、一時帰国時に無事更新手続きをしました。

東京都の場合、一時帰国時での更新に必要な書類と手続きは以下の通りでした。

必要書類のうち、最後の「一時帰国滞在証明書」が、一時帰国時の免許更新では必要です。これは、滞在先(実家なら親など、ホテルならホテルの支配人など)に、確かに都内に滞在しています、という証明をしてもらうものです。

筆者は滞在先のホテルに記載してもらいました。親などに書いてもらう場合は、親の身分証の写しも必要になります。ちょっと面倒くさいので、余裕をもって依頼するようにしましょう！

後は、運転免許試験場にこれらの書類をもって「海外在住者で一時帰国中の免許更新をしたい」といえばOK。若干普通の場合より時間がかかった気がしますが、視力検査、講習を受けて無事免許が発行されます。

運転免許試験場では通常免許証は即日発行してくれるので、それを受け取って帰ればよいだけです。

海外在住中に免許が失効しても大丈夫。一時帰国で更新すればどうにかなります！

もしも失効して3年間たってしまっていたら？

尚、なかなかないと思いますが、失効して3年間たってしまっていた場合も、海外の運転免許証があれば新たに簡単に免許を取り直せるようです。

こちらも警察庁の特例のページに書いてあります。
失効後の期間を問わず、外国の自動車免許があれば、それをベースに日本の免許を発行してくれます。いくつかの国では日本の免許を持っていれば実技・学科の試験なく「切り替え」で免許が取得できるので、こうして取得して置いた海外の免許を持っていればOKということです。

ただ、この手続きはどのくらい時間がかかるかなどわかりませんので、該当する場合は事前に問い合わせてみるのが良いと思います。

余談：海外の免許証で一時帰国中に日本で運転するには？

駐在中に日本の免許証が失効してしまったが、一時帰国してすぐに車を運転したい、という場合は、海外免許証があればJAF公式の翻訳を持っていれば運転できる場合があります(一部国に限る)。

ただ、このJAF公式翻訳を入手するのに1₋２週間かかるんですよね…帰国してから申請したのでは直ぐに運転できません。
この制度を利用する場合は、日本にいる親族などに事前に代理申請しておいてもらいましょう。(日本からしか申請できないようです)

終わりに

ということで、自動車免許を失効してしまっても、一時帰国などで再発行すればどうにかなります。

赴任前に更新しておくのが一番良いですが、赴任前は色々とやることも多くバタバタして忘れてしまうこともあります。そうした場合は一時帰国を使って更新・若しくは再発行していきましょう！

それでは、Have a nice day!