eToro:海外在住者が資産運用を手軽にできるeToroのサービス概要と口座の作り方を徹底解説!

2022年5月15日資産運用

本記事では、欧州を始めとして世界140か国で利用でき、口座開設も非常に簡単で幅広い投資商品を扱っていて海外在住者にお勧めなeToroの概要と口座の作り方を紹介します。

私も口座開設してみましたが、ものすごい簡単に口座開設⇒入金⇒投資開始できるのが驚きでした。
また、日本の証券会社よりアプリもウェブサイトも使いやすいです。

デモトレードもできるので先ずはデモから操作を試せるのもよいです。
海外のオンライン証券とかで投資するときって、「え、この数字ここに入れて大丈夫?変な手数料とかかからない?大量に注文しちゃったりしない?」って心配になりますからね…(私だけですか?)

難点として、まだ日本では使えないです。
ですが、海外(特に欧州地域や一部アジア地域)に駐在・移住して色々な投資を手軽にやってみたいという人にはお勧めだと思います。

eToroの概要

基本情報

eToroは、2007年創業の、オンラインで株式やコモディティ等様々な商品に投資できる投資仲介プラットフォームです。

コロナ渦で米国のRobinhoodというオンライン証券会社がユーザー数を大きく伸ばしたのがニュースになっていましたが、eToroも同様に2020年から大きくユーザーを伸ばしていて、現在既に140か国以上2,000万人以上のユーザーに使われています。

ちなみに読み方はイートーロ/イートロのような感じです。

基本情報まとめはこちら↓

規制当局FCA、CySEC、ASIC
ユーザー数2,000万
利用可能国数140か国以上
対応言語19
株主創業者、ファンド、SBI等
取引量年間1.7兆円以上
投資可能資産3,000種類以上
手数料株式・ETFは無料*
最低取引額$20
最小入金額$50
最小出金額$30
*レバレッジを掛けない場合。通貨FXやコモディティ、CFDなどは一定の手数料がかかります。

一番大事な安全性に関してですが、FCA(Financial Conduct Authority、英国の金融を規制する機関)をはじめとして、CySECやASICといったEUやオセアニアの金融規制当局の監督下にあり、きちんと規制を守って運営されている会社です。

因みに、株主には2018年から日本のSBI証券を運営するSBIグループが入っています。その他多くのベンチャーキャピタルが投資しており、既にユニコーン(企業価値が10億ドル以上)で、400億円近くを資金調達済です。

きちんと規制に則って運営されている業者で、多くの投資も受けていということです

投資家保護もきちんとしています。
万が一破産した場合でも上記のFCAやCySECでの投資家保護スキーム(それぞれ投資家ごとで85,000ポンド、20,000ユーロ)に加え、ロイズロンドンの保険に加入しており投資家ごとで100万ポンド/ユーロ/オーストラリアドルまでの保証があります。
(ここは個人的にも大事な点だと思って始める前に調べました。eToroの公式説明リンクはこちら)

eToroの特徴・良さ

このeToroですが、私が既にかなりの時間使ってみた実感として、以下の良さがあります。

  • 手続きが非常に簡単で、$10の少額から始められる
  • 口座開設と同時に10万ドル分のデモアカウントも開設され、デモトレードが可能
  • 取引できる商品が幅広く、どんどん拡大中
  • Copy traderというユニークな機能があり、経験ある投資家の投資をコピーできる

小額から始められる&デモトレードができるというのは初心者の人にも良いかなと思います。
一方で、取引できる商品も幅広く、かけようと思えばレバレッジもかけられるので、投資をある程度やったことが玄人も満足できると思います。

尚、Copy Trader機能についてはこのeToroの最大の特徴の1つで、他の投資家が行っている投資をコピーできます。つまり、自分が設定した金額($500とか自由に設定可)を他の投資家に任せて運用してもらう取引を自動で行えます。eToroはこの機能があることからSocial Investment Platformと呼ばれていることもあります。

この機能については、ちょっと複雑なので、別記事でも解説しようと思います。
気になった方のために、Social Investingの公式解説ページへのリンクはこちらです。

eToroで取引できる商品(2022年5月現在)

eToroでは現在以下の数の投資対象が取引できます。総数3,000以上。

株式やETFの数もなかなかなものですが、通貨(FX)、仮想通貨、コモディティのラインナップが多いです。
主要なものは全てカバーされていると言ってよいと思います。

一部の株式などでは取引手数料が無料になっています。公式ページでの詳細説明はこちら(英語です)。

また、コモディティ、株式指数(Indices)では空売りも可能です。
空売りは価格が下落すると利益が出る取引なので、例えば、うまくやれば、2022年5月現在のように株式市場全体が下落している時でも利益を上げられる可能性があります。

海外の地場証券会社だと空売りができる口座を開くのは結構面倒だったりするので(私はあきらめました)、若し市場の下落方向に賭けてみたい、という人がいましたら良い選択肢になるのではと思います!

eToroで取引できる国と地域(2022年5月現在)

eToroは2022年5月現在、許認可の関係で日本ではまだ使えません。

ただ、日本はどちらかというと珍しい方で、世界140か国以上の在住者は既に取引が可能です(取引できる商品には地域ごとで差があります)。

例えば、欧州各国はかなりカバーされていますし、米国やオーストラリアに加え、アジアでもタイ、シンガポール、ベトナムなどはカバーされているそうです。逆に、中国、インド、インドネシアからは取引できないようです。

海外在住の方は、ご在住の国で利用が可能か、是非口座開設して確かめてみると良いと思います。

(それか、利用できない国リストはこのリンクからも確認できます)

eToroの口座の作り方

eToro口座の作り方はむちゃくちゃ簡単です。たぶん5分でできます。笑

国によって違いがあるかもしれないので、ここでは欧州地域でのプロセスを説明します。
どの地域でも駐在/居住者なら直ぐに口座開設できると思います!必要なのは以下の書類等だけです。
是非やってみてください!

必要書類/情報

  • メールアドレス(若しくはGoogle/ Facebookアカウント)
  • 社会保障番号(各国居住者に割り当てられる番号。米国ならSocial Security、欧州だとTax ID等)
  • 携帯電話番号
  • 本人確認書類(居住先の在留カードやDriver Licenseなど)
  • (国によっては)公共料金の支払い領収書等の住所がわかるもの

口座開設プロセス

まず、口座開設ページにアクセスします。


そして、名前/ユーザー名、メールアドレス、電話番号などの基本情報を入力し、Create Account(アカウント作成)をクリックします。

ここで驚きなのが、Facebook、Googleのアカウントを使用することが可能です!

Create Accountを押すと、メールアドレスの確認メールが来ます。
Verify my Emailをクリックして確認します。

これで既に口座開設は終了です!

後は取引するための本人確認を続けてやっていきます。

本人確認をするよう先ほど登録したメールアドレスにメールが来ます。
そのメールにのっているURLをクリックして本人確認のページに飛びます。
メールが来ない場合は、ログイン後のHome画面(下に画像があります)の左上のアイコンがあるところから本人確認(Verification)のページに行けると思います。

本人確認のプロセスとして、必要な本人確認書類の画像をアップロードします。
携帯からだと、そのまま携帯のカメラで取ったものをアップロードすればOKです。
(必要な書類は国によって違いますので、eToroの指示に従ってください)

ここまで来たら後一歩です。

最後に、口座に取引用の資金を移します。

Home画面左下のDeposit Fundsを選んでください。

ここで、Paypalや銀行振り込み、クレジットカードなどを通じて投資資金をeToroアカウントに入金します

最低Deposit金額は国によって違いますが大体50ドル若しくは200ドル(UK、米国は最低10ドル)です。
銀行振り込み経由だと多少大きくなることもあります。
私はまずPaypalで200ドルくらい入金してきちんと入金されるか様子を見ました。(直ぐに入金されます)

はい!なんと以上で口座開設は完了です。

国ごとの規制によりますが、可能な国・地域ではこれでもう取引できます!すごい簡単!


あとは左側にあるDiscoverをクリックすれば、投資できる商品一覧が表示されます。
若しくは、上にある検索バーから検索してもOK(例えば、Apple、とかTeslaとか)。

尚、国によっては、このプロセスの途中で、投資リスク許容度、過去の投資経験、現在の保有株式などに関する質問があるようです。
この辺りは各国の投資規制によって変わってくるのでご対応ください。
(尚、私が聞く限り、質問の答え次第で口座が開設できないとかそういうことはないようです)

私は欧州駐在に来てから地場の証券会社の口座も作ったのですが、そこと比べると雲泥の差でeToroの方が楽です。サイトも見やすくて使いやすいし、良い時代になりましたね!

デモトレードで練習可能

初めから本当のお金でやるのは不安、という人は、一旦デモトレードをしてみるとよいと思います。
Home画面の左下の「Switch to Virtual」のボタンからデモトレードの画面にスイッチできます。

私見ですが、海外のこうした投資プラットフォームを使うのが初めての人は、入金までとりあえずやった後、デモトレードで練習してから本格的に投資をしていくのが良いかなと思います。
初めに言いましたが、例えばどこから注文するのかとか、手数料がどのくらいかかるのかとか、海外の証券会社だと理解しづらいので。
eToroは操作と画面が非常にわかりやすいのですが、それでも更にデモをやっておけば安心できると思います。

若し口座開設等で何かわからないことがあれば私(@kkrchuzai)までご連絡ください!

私にわかる範囲であればお答えできればと思います!

eToroの注意点

当然、投資なので損する可能性もあります。

特にeToroはやろうと思えば玄人向けにもなるので、以下の点で高リスクな取引もできてしまいます。

CAUTION

eToroでは以下のようなリスクの高い取引も可能ですが、こうした取引は注意して行いましょう!

  • レバレッジを掛けた取引(いわゆる信用取引)
  • 仮想通貨取引(一般的に値動きが激しい)
  • その他米国株などの個別株の取引き(値幅制限がないので1日で20%とか動いたりします)

投資は余剰資金でリスクを理解した上で行うようにしてください!(駐在の方は余剰資金できやすいですのでチャンスですが)

それでは、Have a nice day!

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資産運用

Posted by kkrchuzai