【自己紹介】私のこれまでのキャリアについて
私のこれまでのキャリアについて
欧州駐在員のコーカス(@kkrchuzai)です。
プロフィールページにもある程度のことは書いたのですが、私のこれまでのキャリアについて簡潔に書きたいと思います。
身バレしても問題ないのですが、なんとなく恥ずかしいので細かいところはボカして書きます。ただ、「どんな人が書いているBlogなのか」を読んでいる人がわかるよう、また、2度の駐在をどのような経緯で経験した/しているのかについてに書いていければと思います。
新卒で日系企業に入社
金融危機の後、就職が厳しいころに東京にある某日系企業に入社しました。その頃の日本の空気は今と比べるとだいぶ暗くて、日経平均は1万円以下だったし、「日本はもう高齢化で老人向けサービスしか成長しない、これからは海外(新興国)での成長しかない」みたいなことが言われていました。
私もそれを信じたタイプでした。幸いアジアの新興国にはバックパッカーとかで行ったこともあったので、新興国での仕事ならいけるだろう、国内の仕事をしていてもダメだ、と思って新興国駐在のポジションが多くある企業に飛び込んだんです。
初めての駐在、そして新規事業立ち上げ
入社後3年も経たないうちに、直ぐに駐在の機会が訪れました。これに関しては運も良かったと思います。前述のとおり不況だったので採用を絞っており同期入社や先輩が少なかったのですが、私の部署は新興国での新規事業を企画していて、若手で手足の動く駐在員のニーズがあったんです。
そして私は、部署のホープであった非常に仕事の出来る上司のもと、アジアの某新興国の現地パートナーと新規に立上げた事業に関わることになったのです。
元旦も働く日々
駐在後の毎日は非常に多忙でした。ゼロからスタートした会社ですのでやる事は無限にあります。会社としての体裁を整えるところからすべてやらなければいけません。Bylawsって何?って言っているレベルだったのですが、定款を修正する仕事とかもやりました。
加えて現地パートナーとの折衝、交渉もかなりタフなものでした。
元旦は一応休みなのですが、日本と違って年末年始の辺りは普通に休みではなく仕事がドンドンすすでたまっていくので結局元旦も働いたり、自分の誕生日もケーキなんて食べる時間は勿論なく、深夜に自分のデスクで出張者からお土産にもらった博多のお菓子を食べてたりしました。
事業も一定の軌道に乗り(売上10億円)帰任
そんな日々を過ごしていたら、本当にあっという間に数年の月日が過ぎました。
いや、勿論、仕事以外にも、その間に赴任前に付き合っていた彼女と別れたり、現地の独身の日本人駐在員の皆と仲良くなって旅行に行ったり、日本に一時帰国して羽田のコンビニで爆買いしておにぎりが美味しくて泣きそうになったり、そんな楽しい日々も過ごしていました。
新規に立ち上げた事業は何とか売上10億円くらいまで伸びました。従業員も増えて、とてもやりがいがありました。なんとなく「私も海外で仕事していると胸を張って言える」という感じになっていたのを覚えています。
その状態で日本に帰任しました。
若気の至り
帰任してからもその某国の仕事は続けていました。しかし、それだけに構っていられるわけもなく、他の仕事もやり始めたのですが、正直日本でやっている仕事はスピード感も遅くてなんとなくつまらなく感じてきました。
若さと、ある程度一仕事やり遂げたという自信と、今の仕事がつまらない、の3つがそろうと「俺ってもっと外で活躍できるんじゃね?」になります。
そう思った私は、帰国後そう経たないうちに、完全に若気の至りでコンサルティング業界に飛び込むことにしました。これは完全に運が良かったです。ちょうど私が飛び込んだ時はコンサル業界が好景気でどこも採用などを拡大していた時期だったんです。
挫折
実は、コンサル業界に飛び込んだ後のことはあんまり覚えていません。
正直、スピードについていけなかったです。
議論のスピードもそうだけど、作業のスピードもなかなかついていけません。慣れてきて少しはできるようになりましたが、どう考えても成長曲線は他の人の方がよさそうでした。
1年たたないうちに、自分はこの業界でそれなりにはできるかもしれないけれど大成功する方ではないと痛感しました。努力や才能の問題もあるかもしれませんし相性の問題もあったかもしれません。
出世して更に長い間やっていけるか?という思いが募り、悩んできました。
転機
ちょうどその頃、私が某国で立ち上げを手伝った事業がその後の事業環境の変化に対応できず失速していると、前職の同僚から聞きました。
「私がやり遂げたと思ったことは、単に中途半端な仕事だったのでは」「これで成功したと言えるのか?そもそも海外で仕事しようと思って就活したのではないのか?何故国内でしか働かないようなコンサルティング業界にいるのだ?(海外プロジェクトはあっても勤務は国内です)」そういう風に悩みました。
本当に色々と悩みました。そもそもまた転職するというのは負けを認めたみたいで恥ずかしいというのもあります。けれど、残っていても上手くいかなそうなのはなんとなく予想できました。それに、やりたいことがないわけではない。最後は、私はやりたいことがあるのに何をしているんだ、という思いが強くなりました。
再度日系企業に
それで、駐在の可能性があり、かつて新卒で入った日系企業でやったような海外での新規事業立ち上げができそうな会社/部署を探しました。
とっくに第二新卒とかの年齢ではなかったので、即戦力としての行く事になります。キャリア的には問題ないと思っていたのですが、それなりに苦戦しました。
けれど、最終的には海外新規事業の企画ポジションとして必要な要件を満たすことができ、某日系企業の新規事業企画を行う部署に入れました。
これは、自分のキャリアの中での、語学・駐在経験、コンサル経験、日系企業経験が上手いことハマった結果で、Connecting Dotsな結果だったかなと思っています。あまりそこまで考えてキャリアを構築してきたわけではないので、今の部署に入れたのは本当に運が良かったです。
欧州に駐在
その後は、数年その企画ポジションで働き、色々な戦略的な努力の甲斐あって欧州某国に新規事業立ち上げで駐在することになり、今に至っております。
正直、仕事では遠回りしたかなと思ってます。普通に新卒のままずっと働いていても良かった気はします。けれどまあ、そんなこと言っても仕方ないですし、今の仕事に挑戦しているのは楽しいので、日々頑張っております。
その傍ら、欧州のベンチャー企業についての調査を行ったり、コンサルティングの仕事をしたり、こうして駐在時の資産運用・お得情報に関するBlogを書いたりしています。
長くなりました。読んでくれてありがとうございます!
それでは、Have a nice day!
欧州駐在員コーカス
Twitter: @kkrchuzai
Blog: https://chuzai-investment.com/
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